【爵王戦 20戦目】第1期爵王位決定戦終幕。
文:わぶー 2021/10/28
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ここまでのあらすじ
Mリーグ2021/2022シーズンが始まった2021/10/04から始まった爵王戦。
2021/10/26の最終5半荘で爵王の座は決着した。
19節までが終了した段階でのポイント状況はこちら。
こばけん、バー高、コヤヤッコの順に60ptずつ離れており、たまばは優勝には48万点トップが必要な状況となっている。
雀魂の友人戦で対局しているため、トビありでたまばに条件は事実上存在しない。
しかし成績そのものは残るため、半荘後半で優勝可能性が無くなった者も含め、半荘収支で打牌するということで同意して開局した。
順位点が+50,+10,-10,-30となっているため、暫定3位のコヤヤッコであってもこばけんに対して54900点差のトップラスで優勝となる。
第20節
南1局まで互いに満貫以上の打点が出ないまま、ほぼ原点付近で集まっていた。
親のたまばに2副露が入っているものの、とにかくバー高の上の着順で抜けたいこばけんが平和・赤でリーチをかける。
バー高も反応してタンヤオ・赤の片和了り69萬の聴牌を取ったが、結果はこばけんからたまばへの7700への放銃となる。
重ねてたまばへタンヤオ・ドラ3の11600を放銃してしまう。
この時点での総合ポイントは
こばけん | バー高 | コヤヤッコ | たまば | |
19節までのポイント | 172.3 | 98.9 | 37.4 | -308.6 |
現時点の半荘ポイント | -56.3 | -15.4 | 4.9 | -56.3 |
合計 | 116.0 | 83.5 | 42.3 | -241.8 |
というようにバー高は12000以上を和了ると着順上昇と素点差で暫定優勝、
こばけんとしてはバー高以外の3900以上、バー高に3900以上5200以下に放銃するとトビ終了で優勝という奇妙な状況になった。
ここでは流石に面白くないということでこばけんはトビを狙いはしないということで試合が続行となった。
親権続行のたまばが七対子で数順ダマ聴からのツモ切り立直をかけたが、
バー高が残り4順で同じく聴牌!
見事親からの七対子、1600は2200、供託込みの3200の値千金の和了を決めた。これで親番を確保し総合一位まで素点で9300となった。
勝負の分かれ目となったのは次局、南2局0本場9巡目。
トップ目の3副露、暫定1位のこばけんの副露という状況だが、ここが勝負とバー高がドラの南を切って立直をかけた。
この時点で上家のトップ目たまばはで聴牌、下家のこばけんは単騎で混一色を聴牌していた。
ここでバー高が和了してもう1度和了れば優勝が見えるところで上家のたまばが掴んだのはだった…
これでバー高の条件は次局こばけんの親番で跳ね満をツモるか、跳ね満直撃、もしくは満貫直撃ともう一回和了するなどして16800点差を詰める、となった。
この親番でバー高に跳ね満をツモられても直撃されても優勝を逃すこばけんは萬子が渋いのは承知で先制リーチ。
ここでメンタンピンドラ12000を和了って優勝をほぼ確実なものにする。
安全牌が無かったコヤヤッコから1発で出和了り、優勝を決めた。
結果
全20半荘を終えた結果は以下の通り。
思いつきで始めたリーグ戦だったが、限られた打数の中で優勝期待値を求めての打牌選択は頭を振り絞る素晴らしい体験となっただろう。
更に強くなった4人の再戦を期待したい。