【爵王戦 1戦目】全20半荘で争う新リーグ開幕!オーラス僅差で役満和了なるか?

文:わぶー 2021/10/04

「次の半荘から新リーグにしよう」というノリによって雀魂リーグ閉幕から3分、新たなリーグ戦、第一期爵王戦が開幕した。本リーグでは全20半荘を持って最強を決めようという戦いだ。「勝つために麻雀やってる」という意見の一致する会員達の熱い戦いを見ていこう。

東2局0本場 親:こばけん ドラ

こばけんが2回和了って迎えた東3局。全員の手牌が遅かったが、タンヤオに寄せていた親のこばけんが手の進んだたまばから出たドラをポン。

更に手が進んだたまばからもう1鳴きして12000の聴牌にたどり着いたところで立直がかかる。めくりあいで次巡にたまばからタンヤオ・ドラ4を和了した。

東4局3本場 親:たまば ドラ

迎えた東4局3本場、ジャン研の黒沢咲ことコヤヤッコが抜群の守備力で耐えていたところから動き出す。

配牌では全員重い手牌だ。ドラがで扱いづらい上に供託と本場で2900ある状態で難しい。

コヤヤッコが有効牌を引き入れてスルスルと手を進めて9巡目、をツモ切ると上家のたまばからポンの声がかかる。ドラ色の一色手に見えるが、を対子で持っているか手なりから清一色狙いに切り替えたように見える。
とはいえ下3人で争う状況。筒子の1〜7どれを引いても聴牌する一向聴でオリるわけにもいかない。

を引き入れて打点は最高の状態で, の立直をかける。トップ目のこばけんは悩んでベタオリを決断。一向聴のバー高は一発目で無筋を掴み、たまばも聴牌すれば清一色・ドラ3の跳満からだが、両者ともに回ることに。

結局2巡後に1pを自摸り、立直・ツモ・赤・ウラの2000-3900は2300-4200と供託2本を合わせて10800の収入となった。

南4局3本場 親:たまば ドラ

その後は渋い展開が続き、南1局〜南3局まで流局が続いた。

オーラス南4局3本場、供託は4本、親番はたまば

2着目のコヤヤッコやとトップ目のこばけんの点差が1100点。3着目のバー高とラス目のたまばの点差が5700。

1000点上がれば4900点のおまけが付き、こばけんコヤヤッコは和了ればトップ、バー高は倍ツモでトップ、和了れば3着確保の状況だ。

この状況で何を思ったか10種12牌を貰ったこばけんは9種9牌で流局させずに国士・七対子を狙いにいった。7巡目でコヤヤッコが間で聴牌するが和了優先でダマとした。

しかしは出ないままこばけんが国士無双を聴牌する。バー高は両面2つの一向聴でからならチー、を引いた三色やを引いた一盃口なら立直かもしれない。

しかし次巡、4枚目のを自模り役満32000点を叩き出し、1位をかっさらった。

終局

この半荘ではバー高がツモに恵まれなかった。危険牌を確実に押さえて放銃を避ける打ちまわしは流石だが、先制リーチが全く打てないのは運が悪いとしか言えない。たまばは果敢にリーチをかけるものの、オリに回られツモれずのフラストレーションの溜まる半荘だった。コヤヤッコは放銃を避けながら、機会を伺い高打点のツモ和了で1位に迫った。こばけんは最近押し引きのバランスで迷子になっていたがオフシーズン中に攻め寄りのバランスに挑戦していたという。配牌にも恵まれ初戦のトップを飾った。

モダンジャン研究会の公式リーグ発足によりこれから更にひりついた試合が見られるだろう。今後の推移が楽しみだ。